レクサスの最上級セダン「LS」は、日本が誇るフラッグシップカーです。にもかかわらず、一部では「レクサスLSはダサい」「おじさんくさい」「古臭い」などとネガティブな意見も見かけます。
なぜ高級車であるはずのLSに、そういった評価があるのでしょうか?この記事では、「LS=ダサい」と言われる背景とその理由、そして本当のデメリットについて詳しく解説します。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
レクサスLSが「ダサい」と言われる理由とは?
【1】見た目が“オジサンっぽい”と感じる人もいる
レクサスLSは「重厚」「品格」「落ち着き」が重視されたデザインです。現行モデルはスピンドルグリルやLEDライトなどでかなりシャープになりましたが、それでも**「若者向け」ではないという印象を持つ人が多い**のは事実です。
-
車体が大きくて威圧感がある
-
メッキパーツが多くて派手に見える
-
セダン自体が時代遅れという風潮も
たとえば、20代〜30代の若い層からすると、**「かっこいい」より「おじさんが乗る車」**というイメージが先行することがあります。
【2】SUV人気の現代においてセダンが時代遅れに見える
現在の自動車市場では、SUVが圧倒的な人気を誇っています。特に日本国内では、都市部でもファミリーカーとしてSUVを選ぶ人が増えており、「大型セダン=古い」「使いにくい」と感じられる風潮があります。
そのため、LSのような全長5m超えのセダンは、若者やミドル世代から「ダサい」「今さらセダン?」という意見を受けることもあります。
たとえば:
-
「SUVの方が今っぽくてスマート」
-
「セダンは運転が面倒そう」
-
「高級車にしては地味すぎる」
このようなトレンドの変化が、LS=ダサいという誤解を生んでいる要因のひとつです。
【3】中古で安く買える=「安く見られる」誤解
LSは新車で1000万円を超える超高級車ですが、中古になると200万円〜300万円台まで価格が下がるモデルもあります。
その結果、次のような“ギャップ”が生まれます:
-
「高級車のはずなのに中古で安い=価値が下がってる?」
-
「若い人が乗ってると“無理してる感”がある」
-
「中古のLSはなんかダサい」
こうした「中古車ならではの見られ方」も、LSのイメージを一部で悪化させている可能性があります。
実際に感じるレクサスLSのデメリットとは?
【1】ボディサイズが大きすぎて扱いにくい
レクサスLSの最大の物理的なデメリットは、全長5m超・全幅1.9m近いボディサイズです。
デメリットの例:
-
駐車場や立体駐車場に入らないケースがある
-
街中の狭い道や交差点で神経を使う
-
車線幅ギリギリで対向車とのすれ違いに気を遣う
-
コインパーキングやスーパーでの取り回しが悪い
とくに日常的に使うには不便に感じる場面が多いため、「買ったけど乗る頻度が減った」という声もあります。
【2】燃費が悪く、維持費が高い
LSはパワーと快適性重視の設計であるため、燃費性能はあまり期待できません。
-
ガソリン車(LS500):実燃費6〜9km/L前後
-
ハイブリッド車(LS500h):実燃費8〜11km/L前後
さらに以下のような維持費の負担も大きいです:
-
自動車税:年6〜8万円
-
タイヤ交換:1本4万円〜6万円
-
任意保険:年間10万円以上が一般的
-
修理費用も高額(エアサスなどは20万円以上)
燃費の悪さだけでなく、トータル維持費が高い=金食い虫と感じてしまう人もいます。
【3】若者からの“嫉妬”や“偏見”も一因?
LSを高く評価する声も多い一方で、若年層からは以下のような偏見混じりの意見も存在します:
-
「成功者ぶってる」
-
「ヤンキーっぽい」
-
「LS乗ってる人ってナルシストっぽい」
-
「見た目はすごいけど、古くさい」
このような見られ方が、“LS=ダサい”というネット上の印象を作り出している側面も否定できません。
それでもLSを選ぶ人たちの“理由”とは?
✅ 静粛性・快適性が圧倒的だから
「ダサいなんて気にしない」
そう言えるのは、LSが他の車にはない**“乗る人だけが分かる魅力”**を持っているからです。
-
異次元の静かさ
-
後席のラグジュアリー感
-
長距離ドライブでも疲れない
-
ステアリングの質感や内装の高級感
つまり、「人の目」ではなく「自分の満足」を重視する人に選ばれている車なのです。
✅ ブランドより“中身重視”の本物志向
レクサスLSのオーナーは、「見せびらかすため」ではなく、「本当に快適な車に乗りたいから」LSを選ぶ人が多い傾向にあります。
-
無駄に派手じゃないから逆にスマート
-
運転していて疲れにくく、安全性が高い
-
レクサスのアフターサービスも含めて満足度が高い
一部で「ダサい」と言われることがあっても、LSに乗っている人たち自身は“誇りを持って乗っている”ケースがほとんどです。
まとめ:レクサスLSは“ダサい”のではなく、“分かる人が選ぶ車”
レクサスLSが「ダサい」と言われる理由には、見た目の重厚感、セダン離れのトレンド、維持費の高さ、中古車価格とのギャップなどがあります。しかしそれらは、本質を知らない人の表面的な印象に過ぎません。
実際には、LSは:
-
静粛性・快適性において日本トップクラス
-
品格と高級感を求める大人のためのセダン
-
維持費やサイズのデメリットを理解したうえで選ばれる車
つまり、「流行に乗る」よりも「自分の価値観を大切にする」人に選ばれる、本物志向の一台です。
「ダサい」かどうかは他人が決めることではなく、あなたがどう感じるか次第。
その価値を理解できるなら、レクサスLSは“ダサさ”とは無縁の存在です。