レクサスドリーム

レクサスに夢を持ったブロガー。

【徹底解説】レクサスLSの中古が安い理由とは?高級車なのに価格が落ちるワケ

「レクサスLSって新車は1000万円近いのに、中古になると数百万円で買えるのはなぜ?」「安い中古のLSは何か問題があるの?」
こんな疑問を持つ人は少なくありません。

本記事では、レクサスのフラッグシップセダン「LS」が中古市場で安くなる理由を、プロの視点で分かりやすく解説します。また、本当に“買い”なのか、注意すべきポイントも併せて紹介します。


なぜレクサスLSの中古価格は大きく下がるのか?

新車価格が高いため、初期の値下がりが激しい

レクサスLSは新車で1000万円前後する高級車です。高額車ほど、中古市場では「最初の数年で一気に値下がりする傾向」が強く、これを**“高額車の宿命”**とも呼びます。

たとえば、新車価格が1100万円のLS500でも、3年落ちで600万円台、10年落ちなら200万円前後まで下がることも珍しくありません。これは、「需要と維持費」が関係しています。

つまり、高級車ほど中古での買い手が少ないため、値下がりしてでも売らざるを得ない状況が起こりやすいのです。


維持費が高く、購入をためらう人が多い

レクサスLSは維持費が高額な車種です。たとえば以下のような出費が必要になります:

  • 自動車税(3.5L以上で年間66,700円〜)

  • タイヤ交換(1本5万円以上することも)

  • 高級パーツの修理費(ヘッドライト、サスペンションなど)

このように、車両本体が中古で安くなっていても、維持するために毎年数十万円の費用がかかることを考えると、購入に二の足を踏む人が多いのです。

その結果、「市場に出ても売れにくい=価格がどんどん下がる」という状況になります。


高年式・過走行車が多く出回っている

レクサスLSは法人車両や役員車として使われるケースも多く、高年式でも過走行な個体が多いのが特徴です。

たとえば、5年落ちで走行距離10万km超というLSも珍しくありません。このような車両は、見た目が綺麗でも相場が一気に下がる傾向にあります。

つまり、「高年式=高価」ではなく、「低走行・状態良好」でないと中古価格が伸びにくいのです。


レクサスLS中古の安さに潜む“メリットとリスク”

【メリット】新車の半額以下で高級車を楽しめる

中古のLSは、新車価格の半額どころか、1/4程度まで下がることもあります。そのため、少ない予算でも以下のような「本物の高級車体験」が得られます。

  • 上質な本革シートとウッド内装

  • 圧倒的な静粛性と乗り心地

  • パワフルなエンジンとスムーズな加速

つまり、「新車ではとても手が出ないが、中古なら夢が叶う」という点が最大のメリットです。


【リスク】故障時の修理費が非常に高額

LSに限らず高級車全般に言えることですが、一部の部品交換だけで数十万円以上かかることがあります。

たとえば:

  • エアサス故障 → 1本20万円超(4本で80万円超も)

  • マルチディスプレイの不具合 → 交換費用10万円以上

  • センサー系のトラブル → 部品+工賃で10万円以上

このようなトラブルが発生すると、購入価格以上の修理費用になることもあるため、安いからと飛びつくのは危険です。


【リスク】任意保険料も高めになる可能性

レクサスLSは「高額車両」として保険会社が判断するため、任意保険も高めに設定されがちです。

たとえば、年齢条件や等級によっても変わりますが、30代でも年間10万円〜15万円以上の保険料になることがあります。

つまり、車両価格が安くてもトータルコストでは安くないことを覚えておきましょう。


中古でレクサスLSを買う際の注意ポイント

走行距離だけで判断しない!メンテナンス履歴を重視

「走行距離が少ないから大丈夫」と思いがちですが、高級車は定期的なメンテナンスがされていないと劣化が早いです。

購入時は以下のような点をチェックしましょう:

  • ディーラー整備の記録簿があるか

  • エアサスやブレーキの交換歴があるか

  • エンジンオイルの交換周期は守られているか

つまり、安さだけで選ばず、状態の良い個体を選ぶことが重要です。


安いからといって“無保証”車両は避けるべき

一部の中古車販売店では、安価なLSを「現状販売(保証なし)」で売っていることがあります。しかし、万が一購入直後に故障した場合、全額自己負担となります。

おすすめは、以下のような販売形態です:

  • レクサス認定中古車(CPO)

  • 長期保証付きの中古車

  • ディーラー直販車両

これらを選ぶことで、購入後のトラブルを最小限に抑えることができます。


年式とグレードのバランスを考える

レクサスLSは世代ごとに設計・装備が大きく異なるため、同じ“LS”でも乗り味が大きく違います。

例えば:

  • 【LS460(2006年〜)】 → 静粛性・快適性重視、V8エンジン搭載

  • 【LS500(2017年〜)】 → ターボ化+スポーティな走行性

  • 【LS600h】 → ハイブリッドだが、重量があり燃費はそこそこ

自分の求める走りや用途に合ったモデル選びをすることで、満足度の高い中古車選びができます。


まとめ:レクサスLSの中古が安いのは「維持コスト」と「需要バランス」が理由

レクサスLSの中古が安い理由を簡単にまとめると、以下の通りです:

  • 新車価格が高いため、値下がり幅が大きくなる

  • 維持費(税金・修理・保険)が高いため、需要が限られる

  • 高年式・過走行の車両が多く、中古市場で飽和しやすい

しかし、きちんと整備された個体を選び、維持費も許容できるのであれば、非常にお得に「本物の高級車体験」ができる車でもあります。

「なぜ安いのか?」という理由を理解した上で、慎重に選べば“買い”の一台になる可能性も大いにあるのです。