レクサスドリーム

レクサスに夢を持ったブロガー。

レクサスのワイパーの立て方|サービスポジションのやり方を車種別に解説!

「レクサスのワイパー、立てようとしたけどボンネットに当たって立たない…」「無理に上げて壊れそうで怖い」そんな経験はありませんか?
実は、レクサスの多くの車種では、ワイパーを立てるには**サービスポジション(整備モード)**という特別な操作が必要です。

この記事では、レクサスのワイパーを立てる方法とサービスポジションの入り方を、初心者にもわかりやすく解説します。車種ごとの違いや注意点もあわせて紹介します。


なぜレクサスのワイパーはそのまま立てられないのか?

ボンネットがワイパーの可動範囲を覆っているため

レクサスの多くのモデルでは、デザイン性や空力性能の向上のため、ワイパーがボンネットの下に隠れる構造になっています。これにより、走行中の風切り音や見た目のスマートさが向上します。

ただしこの構造のせいで、エンジン停止時に無理にワイパーを上げようとすると、ボンネットにぶつかってしまうため、破損や塗装の傷の原因になります。

冬場の凍結対策や洗車時にワイパーを立てたい時は?

ワイパーを立てる必要があるのは以下のような場面です:

  • 冬場の雪や氷によるワイパーの凍結防止

  • 洗車時にガラス面をしっかり拭きたいとき

  • ワイパーゴムの交換や点検を行いたいとき

そのためにレクサスでは「サービスポジション(整備モード)」が用意されています。


レクサスのワイパーを立てるサービスポジションの操作方法

基本的なサービスポジション操作手順(共通)

以下は、多くのレクサス車種(例:IS、NX、RX、UX、ESなど)に共通する操作方法です。車種によって微妙な差がありますが、まずはこの手順を試してみましょう。


✅ サービスポジションの入り方(一般的な方法)

  1. エンジンをOFFにする(ハイブリッド車はREADY OFFにする)

  2. パワースイッチを「ACC」または「IG-ON」にする(エンジン始動は不要)

  3. ワイパーレバーを「上に2秒以上」動かす(MIST操作)


📌 成功すると、ワイパーが自動的に立ち位置(サービス位置)まで動いて止まります。
この状態になれば、安全にワイパーを手で立てることができます。

※ACC/IG-ONとは、プッシュスタート式の車で、ブレーキを踏まずに一度または2度ボタンを押した状態のことです。


サービスポジション解除の方法

ワイパーを立て終わった後や、整備・洗車後にはサービスポジションを解除しましょう。

  • 解除方法:エンジン(またはREADY)をONにして、ワイパー操作を一度行うだけ。
    するとワイパーが元の位置に戻ります。


車種別:サービスポジションのポイントと補足情報

レクサスRX・NX・UX(SUV系)

これらのSUVタイプも基本は共通ですが、車高が高く、ワイパーがより奥に格納されています。無理に手で上げるとワイパーアームやフロントガラスに傷がつく可能性があるため、必ずサービスポジションを使いましょう。

たとえば、NXのサービスポジション操作は以下の通りです:

  • 「エンジン停止 → 電源ON → ワイパーMIST2秒長押し」

しっかり止まらない場合は電源ONの状態を再確認してください。

レクサスES・IS・LS(セダン系)

セダンモデルはボンネットの奥までワイパーが隠れている構造が顕著なため、サービスポジションが必須です。特にLSのような高級モデルは部品価格も高いため、絶対に無理な操作は避けましょう

また、ワイパーが長く重量もあるため、風の強い日などに無理に立てたまま放置しないことも重要です。

レクサスCT・旧型モデル

旧型レクサスやCTなど一部モデルでは、サービスポジション機能がない車種もあります。
その場合、エンジン停止直後にワイパー操作をして、一時的にワイパーが上がっている状態でキーをOFFにするなどの「裏技的」な方法で対応します。

ただし、取扱説明書に記載がない方法は自己責任となるため、基本的にはディーラーに確認するのが安全です。


注意点とよくある間違い

無理に引き上げるとワイパーアームやガラスに損傷の恐れ

「ちょっとだけ上げて拭き掃除したい」という軽い気持ちで、無理にワイパーを引き上げようとすると、アームがボンネットにぶつかったり、バネの力でガラスを傷つけたりする事故が多発しています。

操作がうまくいかないときは電源状態を確認

操作してもサービスポジションに入らない場合、パワーボタンの押し方(ACC・IG-ONの状態)が正しいかを確認しましょう。また、車種によっては**「ドアが閉まっていること」や「シートベルトの状態」なども影響**する場合があります。

ワイパー交換や洗車時は必ずサービス位置にしてから

ワイパーゴムを交換する場合やフロントガラスを拭くときは、必ずサービスポジションにしてから作業を行いましょう。これにより作業スペースが確保でき、余計な破損リスクも減らせます。


まとめ:レクサスのワイパーはサービスポジションを使って安全に立てよう

レクサス車のワイパーを立てるには、「サービスポジション」と呼ばれる専用の手順が必要です。
その理由は、ワイパーがボンネットに隠れている構造のため、通常の状態で無理に立てると破損や傷の原因になるからです。

多くのレクサスでは、エンジンを停止 → 電源ON → ワイパーレバーを2秒以上引く(MIST操作)という簡単な手順でサービスポジションに入れます。

ワイパーの整備、洗車、冬の凍結対策などにおいて、安全で正しい操作を心がけましょう。