「レクサスの型落ちってダサいの？」と感じている方も多いかもしれません。確かに、新型モデルと比べると旧型は古く見えることもありますが、実際には型落ちでも多くの魅力があります。本記事では、「型落ち＝ダサい」というイメージの理由と、それが本当に正しいのかについて詳しく解説していきます。
なぜ「レクサスの型落ちはダサい」と言われるのか？
新型モデルとのデザインギャップが理由のひとつ
レクサスは、モデルチェンジのたびに外観やインテリアデザインが大幅に進化することが多く、特にスピンドルグリル採用以降は、より洗練された印象を与えるようになりました。
そのため、たとえば2010年以前のレクサス車と、2020年以降の新型レクサスを比べた場合、デザイン面での差が顕著になります。旧型はやや丸みのあるクラシックなフォルム、新型はシャープで未来的な印象が強いため、「型落ちは古臭い」「ダサく見える」と感じられてしまうことがあります。
しかしこれは、あくまで流行の変化によるものであり、デザインの完成度が低いというわけではありません。
SNSや若者文化の影響による先入観
「型落ちはダサい」とする意見は、SNSや動画メディアによる影響も少なくありません。たとえば、YouTubeやTikTokなどでは、最新型の高級車がクローズアップされがちで、型落ちモデルは「古い車」としてネガティブに扱われる傾向があります。
また、若者の間では「最新＝ステータス」という意識が強く、型落ち車に乗っていると「時代遅れ」と受け取られるケースもあります。これはファッションやスマートフォンといった他の消費財と似た価値観で車を見ている結果とも言えるでしょう。
「高級車は常に新型であるべき」という固定観念
レクサスのような高級車ブランドには、「常に最新モデルであるべき」「型落ちはブランド価値を下げる」といった固定観念がつきまとうことがあります。たとえば、高級ホテルの送迎車が古い型のレクサスだった場合、「イメージが悪い」と感じる人も少なくありません。
こうした考え方は、車の本来の価値よりも「他人からどう見られるか」を重視する日本特有の文化にも関係しています。つまり、「ダサい」とされるのは車自体の性能ではなく、見栄や周囲の目に対する感覚なのです。
レクサス型落ちモデルの本当の価値とは？
高品質な内装と静粛性は今でも一級品
型落ちであっても、レクサスの品質はやはり高水準です。たとえば、2010年代のLSやGS、RXといったモデルは、内装の質感、座り心地、静粛性のどれをとっても、現在の中級クラス車両より上という評価を受けることもあります。
特に、本革シートや木目調パネル、電動シートなどの高級装備は、年式が古くても健在で、快適性を損なうことはありません。これは「型落ち＝劣化」ではなく、「型落ちでも贅沢」と言える大きなポイントです。
安全性能や走行性能も依然として優秀
レクサスは安全性能や走行安定性でも高評価を受けています。たとえば、衝突安全性やブレーキ性能、電子制御による走行支援システムなどは、型落ちモデルでも十分な水準にあります。
実際、2015年以降のモデルであれば、自動ブレーキやレーンアシスト、レーダークルーズコントロールなどが標準装備されているケースも多く、「最新じゃないと危険」ということはありません。
たとえば、初めてレクサスに乗る方が型落ちモデルを選んでも、安全性に不安を感じることはほとんどないでしょう。
購入コストとのバランスが非常に良い
型落ちレクサスは、新車価格に比べて大幅に値下がりしていることが多く、コストパフォーマンスに優れています。たとえば、新車時に800万円したLSが、10年落ちでは200万円以下で購入できることもあります。
つまり、限られた予算で「本物の高級車」に乗ることができる、非常に魅力的な選択肢となるのです。これは「型落ちだからこそ得られる価値」であり、「ダサい」とは正反対のメリットといえるでしょう。
型落ちレクサスを上手に楽しむ方法
メンテナンスをしっかり行うことで輝きを保つ
型落ちレクサスでも、定期的なメンテナンスを行えば、見た目や乗り心地を新車同様に保つことができます。たとえば、ヘッドライトの曇り取りや内装クリーニング、タイヤの交換など、少しの工夫で「古さ」を感じさせない状態を維持できます。
さらに、オイル交換やエアフィルターの清掃など、基本的な整備を怠らなければ、エンジンも非常に長持ちします。これは「高品質な車だからこそ活きる」ポイントです。
スタイリングを自分好みにアレンジ
型落ちモデルの中には、アフターパーツが豊富に出回っている車種も多く、自分好みにカスタムすることでオリジナリティを出すことができます。たとえば、ホイールの交換、ボディコーティング、社外ナビの装着などが人気のカスタム例です。
これにより、古さを逆手に取って「渋い」「通な車選び」として周囲から評価されることもあります。つまり、型落ちを「味」として楽しむ姿勢が重要なのです。
旧型モデルならではの魅力を理解する
レクサスの中には、旧型モデルにしかないデザインや装備があることも魅力です。たとえば、初代GSの丸目4灯ヘッドライトや、LSの重厚なフロントマスクなどは、現在のモデルにはないクラシカルな魅力を放っています。
また、現行モデルには搭載されていない「アナログ時計」「ウッドコンビステアリング」など、上品で落ち着いたインテリアも旧型ならではの特徴です。これらを「古い」ではなく「レトロで格好いい」と捉えられる人には、型落ちレクサスは非常におすすめです。
まとめ：「型落ちレクサス＝ダサい」はただの思い込み
「レクサスの型落ちはダサい」と言われる背景には、デザインの変化やSNSの影響、固定観念が存在します。しかし、実際には型落ちでも高品質・高性能で、価格と価値のバランスが非常に良い選択肢であることがわかります。
たとえば、安全性能も優れており、静粛性や快適性も一流。さらに、少しの手入れで見た目も維持でき、カスタムによって個性も出せます。つまり、「古いからダサい」という単純な見方ではなく、「古くても価値があるか」を基準にすることが重要です。
型落ちレクサスは、知識と工夫次第で「賢い選択」になり得る車です。周囲の目を気にするよりも、自分自身が満足できる車選びをしてみましょう。
