「レクサスHSって壊れやすいって本当？」
「中古で安いけど、故障が多いのでは？」
「トヨタ車だから安心かと思ったけど…」
レクサスHS（HS250h）は、トヨタ「SAI」とプラットフォームを共有するハイブリッド専用セダンとして2009年に登場し、2018年まで販売されました。
現在では中古車市場で手頃な価格で手に入るモデルですが、「壊れやすい」という検索ワードが関連して出てくることも。
この記事では、レクサスHSの故障事例、壊れやすいと言われる理由、そして実際の信頼性と中古購入のポイントを詳しく解説します。
レクサスHSが「壊れやすい」と言われる3つの理由
理由①：電子制御系トラブルの報告があった
HS250hはハイブリッドシステムを搭載しており、エンジンとモーターを制御する高度な電子制御ユニット（ECU）やインバーターが組み込まれています。
過去には一部車両で以下のような電子系のトラブル報告がありました：
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エンジン始動不良
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ハイブリッド警告灯の点灯
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インバーターの異常（無償修理対象もあり）
特に、発売から数年経過した2010年代前半の初期モデルでは、経年劣化や制御系の不具合が指摘されることがあったため、「壊れやすい」との印象がついた可能性があります。
✅ 実際には“レクサス基準”で見れば不具合が目立つというだけで、一般的な国産車としては故障率は低い水準です。
理由②：ハイブリッドバッテリーの寿命不安
HS250hに搭載されるハイブリッドバッテリーは、一般的に10万〜15万kmが交換の目安とされています。
そのため、中古市場に出回っている10年以上前の車両では：
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バッテリー劣化による走行不良
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燃費低下
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警告灯の点灯
などが発生する可能性があり、これも**“壊れやすい”という印象につながっています。
ただし、実際には15万km以上無故障で走っている個体も多く、日常的な点検・メンテナンスをしていれば大きなトラブルにはつながりにくいのも事実です。
理由③：SAIとの共通点で「高級トヨタ」扱いされる風評
HSとベースを共有するトヨタSAIでは、以下のような不具合報告が比較的多かった時期がありました：
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パワーステアリング制御不良
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ナビ・エアコンの不具合
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ハイブリッド系のセンサー異常
これらがHSにも影響していると思われがちで、「SAIと同じだから壊れやすいのでは？」という誤解が広がった面もあります。
実際のユーザー評価：レクサスHSは「壊れにくい」と感じている人も多い
高評価の声①：トヨタ製ハイブリッドの信頼性
HS250hに搭載されているハイブリッドシステムは、トヨタが長年培ってきたTHS（Toyota Hybrid System）をベースにしており、
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モーター制御の精度が高く
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燃費効率が安定している
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部品供給が豊富で整備しやすい
という特徴があります。
✅「10年乗ってもバッテリーも故障なし。さすがトヨタ」
✅「メンテナンスだけしっかりしていれば壊れない」
という声が多く、想像以上に“壊れにくい”という実感を持つオーナーが多数です。
高評価の声②：レクサスの品質基準が高い
トヨタの中でもレクサスは、
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生産ラインでの品質チェックが厳格
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組立精度が高い
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静粛性・振動対策が優れている
といった特徴があり、経年劣化によるトラブルが発生しにくい構造になっています。
そのため、「年式は古くても安心して乗れる」との声もあります。
✅「内装の軋みやガタつきがなく、10年経っても質感が落ちない」
レクサスHSで報告されている【主な故障事例】
以下は、実際に報告されているHS250hの故障傾向です。
| 故障箇所 | 症状例 | 修理目安費用（参考） |
|---|---|---|
| ハイブリッドバッテリー | 警告灯点灯、走行不可 | 約15〜25万円 |
| インバーター | エンジン停止、警告灯 | 約20万円前後 |
| パワーステアリング制御 | ハンドル操作異常 | 約5〜10万円 |
| エアコン制御基板 | 冷風/暖房が効かない | 約3〜6万円 |
※あくまで参考。部品状態や工賃、ディーラー・整備工場により異なります。
中古でHSを購入する際の注意点と対策
✅ 整備記録簿の有無を必ず確認する
ハイブリッド車にとって、過去の点検記録や整備歴は“安心材料”のひとつです。
特に、
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バッテリー交換歴
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インバーターや水冷系の整備履歴
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定期点検の実施状況
は必ずチェックしましょう。
✅ 10万km超えはバッテリー劣化を意識して選ぶ
もし走行距離が10万kmを超えている場合は、
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バッテリー警告灯が出ていないか
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走行時の加速・減速に違和感がないか
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燃費が極端に落ちていないか
を試乗時に確認することが大切です。
可能であれば、レクサス認定中古車（CPO）など保証付き車両を選ぶと安心です。
まとめ：レクサスHSは壊れやすいのか？結論としての評価
レクサスHSが「壊れやすい」と言われる背景には：
✅ 一部電子系トラブルの過去事例
✅ ハイブリッドバッテリー劣化の不安
✅ トヨタSAIとの混同による誤解
といった要因があります。
しかし実際には、
✨ トヨタのハイブリッド技術による高い信頼性
✨ レクサス基準の品質管理で、経年劣化にも強い
✨ 適切な整備で10年以上快適に乗れる車
というポジティブな評価が多く、きちんと選べば“壊れにくくてコスパの高い一台”と言えるでしょう。
中古価格が安くなった今、整備履歴のしっかりした個体を選べば、長く安心して乗れるレクサスHSは十分に“買い”の対象です。
